海外女子メジャーの一つ「全米女子オープン」のゴルフ大会が、アメリカ・テキサス州ヒューストンにあるチャンピオンズGCで開催されており、終わった段階での速報を順にお知らせいたします♪
渋野日向子選手や主な日本選手の初日は?
渋野日向子選手はメジャー2勝目への期待が持てる好発進
スタートのティショットは打球が右に飛びフェアウェイバンカーに入れるところからスタート。
しかし6Iで難なく2オンに成功し、パーを拾いました。
渋野選手はここでのミスからティショットをすぐに修正した。
渋野選手の持ち味は打球が右に飛んで左に戻るドローボール。
本来は左を向いて右に打ち出すのだが、スタートホールではわずかに右を向いていたのでしょう。
「まっすぐめに向いちゃって」とは渋野選手のコメント。
あたりも悪くないので。と思い切って打った打球はフェアウェイをキープ。
ここの修正が大きかったのか、最終の9番ホール以外はフェアウェイを外さないという流石のプレーを魅せてくれました。
それを象徴するのがウェッジの使用回数。
なんとグリーン周りでウェッジを使用したのは1回だけだそうです。凄!!
初日は4バーディ1ボギーの【68】でラウンドを終えました。
この日はアンダーパーで回った選手は8人しかいないというコンディションの中、2位スタートという期待の持てるゴルフを見せてくれました♪
ミスショットに乱された原英莉花選手
痛恨のミス
原選手は渋野選手とは対照的な1日になってしまいました。
スタートホール(10番パー5)での2打目が大きく右にそれ、3打目は池越えの60ヤード
キャディさんにグリーンまでを歩測してもらっての1打は、打ち急いでしまったというミスがありまさかの池へ。
この日ダブルボギーでのスタートとなってしまいました。
距離は短くともフェアウェイが狭く、ティフトンのラフなどグリーン周りのラフは難しいコース
ダブルボギーを取り返したいという気が焦ってしまったのか立て直せないままラウンドが進みました。
原選手は国内メジャーで2勝を挙げ、今回海外メジャーは初出場
今回参加した日本選手の中で一番先に渡米するなどして調整をしてきたが、初日は12オーバーの154位という結果に終わってしまった。
2日目に期待したいですが、予選通過は厳しい状況かもしれません。
最年少笹生優花選手は好発進
全米女子オープンは、昨年に引き続き2度目の出場(昨年はアマチュアでした)
昨年は予選落ちしていたが、その後の1年間でプロになり、日本で2勝を挙げるという大活躍をしております。
今回参加した日本人選手の中で19歳という最年少の笹生選手はパターがちょこちょこ入ってくれたのが好スタートの要因だというが、
序盤で7メートルのバーディパットを沈めたり、カラーからのスネークライン(フックとスライスが必要)のパットを沈めるなど「ちょこちょこ」のレベルではない前半4バーディの絶好調ぶりでした。
後半にスコアを落としたが首位に2打差の【69】で5位で初日を終えました。
今年で75回目を迎えるこの大会の最年少記録は朴仁妃選手の19歳11か月。
笹生選手が優勝すれば約半年の記録更新という期待もかかります。
初日の日本選手成績まとめ
・2位-3打 渋野日向子選手
・̠5位-2打 笹生優花選手
・24位±0打 畑岡奈紗選手
・55位+2打 河本結選手、高橋彩華選手、比嘉真美子選手、稲見萌寧選手、西村優菜選手
・75位+3打 勝みなみ選手、上田桃子選手
・89位+4打 三ヶ島かな選手
・108位+5打 淺井咲希選手、古江彩佳選手、岡山絵里選手
・124位+6打 渡邉彩香選手、小祝さくら選手
・137位+7打 穴井詩選手
・145位+8打 柏原明日架選手
・154位+12打 原英莉花選手

渋野日向子単独1位の2日目
「スマイリングシンデレラ」とは、昨年ののAIG全英女子オープンで日本人として42年ぶりに海外メジャーで優勝した時に海外メディアからつけられた愛称で、昨年の流行語大賞のトップ10にも選ばれた言葉です。
2日目の渋野日向子選手は6バーディの2ボギー【67】としてスコアを4つ伸ばして7アンダー。
2位と3打差の単独トップに立ち決勝へ進出。再び海外メディアをざわつかせています。
ラウンド後に「上がってアテスト会場で自分の順位を見たときに、夢かと思いました」とは渋野選手のコメント
予選をトップで通過し決勝ラウンドを迎えます。
2日目の日本選手成績まとめ
・1位-7打 渋野日向子選手
・6位-2打 笹生優花選手
・36位+2打 三ヶ島かな選手、稲見萌寧選手、畑岡奈紗選手
・47位+3打 岡山絵里選手、河本結選手、高橋彩華選手、比嘉真美子選手
・81位+5打 勝みなみ選手、上田桃子選手
・95位+6打 渡邉彩香選手、西村優菜選手
・107位+7打 淺井咲希選手
・113位+8打 穴井詩選手、古江彩佳選手
・129位+10打 小祝さくら選手
・133位+11打 柏原明日架選手
・152位+19打 原英莉花選手
残念ながら81位以下の選手は予選落ちとなってしまいました。
決勝へ進んだ9名の選手に期待しましょう♪
前回の女子メジャー「AIG全英女子オープン」では日本人最高位だった上田桃子選手も
今回は合わなかったのか、残念ながら予選落ち。
初日から調子を戻せなかった原英莉花選手も残念ながら予選落ちとなりました。

渋野日向子 単独1位をキープした3日目
今大会、季節がらもあり難コンディションで開催されているため、各選手スコアが伸びない苦しい展開となっています。
通算7アンダーで2位に3打差をつけてスタートしたトップの渋野日向子選手
渋野選手の3日目もそんな苦しい展開となりました。
最終組でスタートしたスマイリングシンデレラは1バーディ2ボギーとしてスコアを一つ落とし、6アンダーで前半を終えました。
この時点では2位との差は3打差を保っていました。
後半1ホール目。出だしのホールで前日まで好調だったパターが入らず3パットでボギースタート。
5番でバーディを奪ったものの、7番で2mのパーパットを外すなどボギーを加算してしまいました。
それでも何とか1バーディ4ボギーの【74】でラウンドが終了し
2位以下と1打差のトップをキープしております。
日曜の最終日。
日本人選手として史上初となる海外メジャー2勝目の期待が大きく膨らみました。
決勝に進んだ日本人選手の成績
初日に5位と好調だった笹生優花選手が【77】と大きく後退してしまい、パーで終えた岡山絵里選手、高橋彩華選手と並ぶ通算4オーバーの25位タイとなっております。
6オーバーで川本結選手、畑岡奈紗選手が続いてます。
3日目の上位陣と日本選手成績まとめ
・1位-4打 渋野日向子選手
・2位-3打 エイミー・オルソン選手
・3位-1打 モリヤ・ジュタヌガン選手、キム・ジヨン2選手
・25位+4打 岡山絵里選手、高橋彩華選手、笹生優花選手
・39位+6打 河本結選手、畑岡奈紗選手
・51位+7打 比嘉真美子選手、稲見萌寧選手
・65位+11打 三ヶ島かな選手
あとは最終日を迎えるだけですが、渋野日向子選手をはじめ日本人選手の結果も楽しみです。
最終日の結果
13日に予定されていた最終日は、雷雨のため順延が決まり14日に開催されました。
気分転換になったとコメントしていたのはその時1位だった渋野日向子選手。
では14日の結果…
1打差の単独1位で最終組でスタートした渋野日向子選手は2バーディ、5ボギーの【74】という結果で、通算1アンダーへとスコアを落としてしまいました。
結果、渋野選手は『全米女子オープン』は優勝を逃し、メジャー2勝目もお預けとなってしまいました。
それでも4位という結果を残したのは凄いと思いますし、本人も「来年、再来年、もっと強くなって…」とコメントされておりました通り、来年、再来年、その先も応援していきたいと思います。
優勝は韓国のキム・アリム選手。
5打差の9位からスタートして、上がり3ホールで連続バーディを含む6バーディ、2ボギーの【67】で通算3アンダー。
初出場の大会で優勝したということで、渋野選手が「AIG全英女子オープン」で優勝した時のシンデレラストーリーを思い出しました…。
キム・アリム選手、おめでとうございます。
上位陣と日本選手の最終結果
・1位-3打 キム・アリム選手
・2位-2打 コ・ジンヨン選手、エイミー・オルソン選手
・4位-1打 渋野日向子選手
・11位+4 高橋彩華選手
・13位+5 岡山絵里選手、笹生優花選手
・23位+7 畑岡奈紗選手
・54位+13 稲見萌寧選手
・60位+15 河本結選手
・61位+16 比嘉真美子選手
・65位+19 三ヶ島かな選手
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