はやぶさ2 帰還した 『カプセル』と『はやぶさ2』まとめ

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『はやぶさ2』とは

本日『はやぶさ2』のカプセルがオーストラリアの砂漠に落下し話題となりましたね

はやぶさを知らない人もいるかもしれないので、少し調べてみました。
『はやぶさ2』とは、その名の通り「はやぶさ」の後継機で宇宙航空研究開発機構の(JAXA)が打ち上げた小惑星探査機のことです。

2014年の12月に地球の近くにある小惑星への着陸とサンプルの持ち帰りを期待され、種子島の宇宙センターから打ち上げられました。(目的地:小惑星「リュウグウ」
先代の「はやぶさ」は世界で初めて小惑星の物質を持ち帰った日本の探査機で、今から約10年前の2010年6月に帰還したときはかなりの話題となりました。
今回の『はやぶさ2』も基本は初代の「はやぶさ」と同一設計で作られているが、初代の運用を通じて見つかった問題点などを改良して作られています。

・サンプルの採取方法もタッチダウン式で同じだが、より深い場所の物質を採取できるように改良されている。
・採取した物質は耐熱性のカプセルに収納して地球に持ち帰ることが出来るようなっている。
・宇宙空間での航行に必要なアンテナの種類もパラボナアンテナから高利得平面アンテナに変更され、エンジンの推力も改良されたなど。

順調にいかなかった『はやぶさ2』の打ち上げ

初代「はやぶさ」が打ち上げられた翌年の2004に次の探査機についての検討が行われており、2006には今回のターゲットである小惑星リュウグウへの探査目的が選定されております。

その翌年の予算折衝では計画側の1/10しか配分されず、国産ロケットでの打ち上げは断念を模索するなど様々な方面で再検討されることになりました。

転機が訪れた2010年6月

2010年6月に「はやぶさ」が地球に帰還しカプセルが回収されると、当時の内閣から絶賛の発言が相次ぎ、30億円の開発費増額が決まったようです。
翌年には正式にJAXAから打ち上げプロジェクトの発表があり今日に至る。

『はやぶさ2』の目的地「リュウグウ」到着まで

2014年の年末に打ち上げられた『はやぶさ2』
小惑星リュウグウに到着したのはなんと4年半以上が経過した、2018年の9月で、この時9探査ローバー2台を地表に向けて投下され、無事着地も成功しています。
この小惑星の上で探査機が着地し、移動したことを確認する撮影に成功したのはなんと世界初。
探査ローバーから上空で待機している『はやぶさ2』に送信され地球までその映像が届いたときには、各報道番組で取り上げられており、『とくだね』の小倉さんが非常に興奮気味だったことが記憶に残っています。
その後約1年間かけていくつかのサンプルを採取した容器を再突入カプセルに収納し、2019年の11月に帰還するためリュウグウから離脱を開始。
更に約1年をかけて地球に接近し、12月5日に分離されたカプセルが12月6日に大気圏に再突入し、オーストラリアの南部にある砂漠に着地したものを、オーストラリアのJAXA研究チームが回収しました。
この落下中の映像やオーストラリアに落下したことなどはLINEニュースなどでも報道されていましたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

達成された7つの世界記録

今回のミッションで、なんと7つもの世界初が生まれました。
その内容は以下の通りです。

1:小型の探査ロボットが天体の表面で移動探査を行ったこと
2:天体上へ2機以上の探査ロボットを投下し、展開出来たこと
3:同一の天体へ2か所以上に着陸出来たこと
4:人口クレーターを作成し、その前後などの詳細を観測出来たこと
5:最小で複数の天体周囲への人工衛星への実現が出来たこと
6:地球圏外にある天体の地下の物質へアクセス出来たこと
7:天体へのロボットの着陸制度が60㌢以内だったこと

どれも世界初の偉業だそうで凄い事なんだそうです。
残念ながら筆者にはその凄さが伝わらないです…
宇宙科学のスケールでかすぎない??

『はやぶさ2』のミッションとカプセル

『はやぶさ2』は小惑星リュウグウの調査に向かい、無事いくつかのミッションを達成し、上記世界初を7つも獲得するという偉業を成し遂げた。と記載しました。
ですが、実際に『はやぶさ2』に与えられたミッションはそれだけではないようです。
リュウグウは小惑星(C型)ですが、太陽系が生れたころの約46億年前の有機物や水などが残っていると考えられており、地球の水や命を構成する有機物がどのようにできたのか。といった疑問を解き、惑星がどのように生まれたのかを調べたりするのが『はやぶさ2』のミッションだそうです。
これにより、太陽系や生命の誕生に迫ることが出来るそうです。

『はやぶさ2』のカプセル

今回回収されたカプセルには何が入っていて、どこでどんな研究を行うのか?
カプセルの中身は、小惑星リュウグウの砂などが入っているという予想はつきますね。その砂はオーストラリアから日本に持ち帰られ、日本で分析などを進めていくそうです。
JAXAでの記者会見では、プロジェクトマネージャーが「完ぺきな状態で帰った来た」とコメントしていた通り、「初代はやぶさ」がイトカワから持ち帰って以来の快挙だそうです。

『はやぶさ2』の今後の予定

カプセルを分離した『はやぶさ2』ですが、6年間という長い工程でリュウグウへの往復を終えましたが、カプセルに続いて地球に帰還するわけではないようです。
地球の重力圏を離脱するためエンジンを噴射した『はやぶさ2』。
次なる目的地、小惑星「1998KY26」に向かい新たなミッションが始まったようです。

1998 KY26 はアポロ群に分類される地球近傍小惑星である。キットピーク国立天文台で観測を行っていたスペースウォッチプロジェクトによって1998年5月28日に初めて観測された。ほぼ球形の形状を持ち、直径は約30 mで、約10.7分という超短期間で自転している「高速自転小惑星」である。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」の(162173) リュウグウに次ぐ探査目標に選定されている。水が豊富に含まれているとされており、さらなる研究および将来における火星への水の潜在的な供給源として魅力的な対象でもあるとされている。
軌道長半径は約1.233 auで、約500日かけて太陽の周りを公転している。
地球との最小交差距離(Earth MOID)は約0.0025 au(約37.4万 km)しかなく、月軌道(約38万 km)よりもやや内側にまで達することになる。発見直後の1998年6月7日には、地球から月までの距離の約2倍である約0.0054 au(約80万 km)のところを通過している。
1998 KY26は太陽系の中でも地球から比較的到達しやすい軌道を持つ天体の一つであり、地球から火星への物資の輸送に最適な軌道にきわめて近い軌道となっている。水が豊富に含まれているとされていることから、将来の探査計画で使用できる潜在的な水源になりうる

https://ja.wikipedia.org/wiki/1998_KY26

世界広し。
宇宙はもっと広し。

宇宙科学のことはよくわかりませんが、今回の『はやぶさ2』のミッション。
今新たに与えられたミッション。
これらによって人類の新しい未来が創造されていく。
そんなロマンもあふれたニュースでした。

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