auは12月9日、新サービスとしてAmazonPrimeがセットになった5G対応の新料金プランを発表した
先日NTTdocomoから新料金サービス「ahamo」の発表があったばかりで、筆者もauとSoftbankの動向は注視していたわけですが…
今回発表になったauの料金プランを紐解いてみたいと思います。
↓先日の「ahamo」のまとめはこちらから↓
今回発表になったのは「Amazon Prime付き」のプラン・「学割」を強化したプラン。「DAZN」と連携したプランの3つです。
順番に見ていきましょう。
Amazon Prime付きのプランとは
本日発表された内容の一つが、5G通信のデータ使い放題でAmazonプライムをセットにした料金プランで
「データMAX 5G with Amazonプライム」
というプランで月額は9,350円(税別)
その名前の通り、Amazonプライムが付いており、TELASAの見放題プランが利用できるようです。
5Gのスタート割や家族割プラス、スマホ応援割Ⅲなどが適用になり、契約翌月から6か月間3,760円での利用が可能になるそうです。
割引例として、2年契約のN適用で9,180円。そこから家族割プラスが適用され、auスマートバリューで1,000円引き、スマホ応援割Ⅲが1,400円引き(翌月から半年間)、5Gスタート割が1,000引き(翌月から1年間)適用となる。
データの使用量が月間2GB以下の場合、1,480円引きも適用されるようです。
つまり、家族4人で家族割を適用すると通常で3,760円で、2GB以下だと2,280円となります。
※家族割プラスは2人で500円、3人で1,000円、4人で2,020円、それぞれ値引きされる
※Amazonプライムの料金は年間で4,900円(税込)。月契約だと月間500円(税込)
※TERASA見放題プランは月額で462円(税抜)
学割強化プランとは
29歳以下が使える学割プラン
「auワイド学割」
の対象プランが12月11日(金)より拡大され、最大で2,560円の割引が半年間適用されます。
従来のプランに5Gが対応したもの、4Gプランの場合など細かく料金設定が分かれます。
また、これまで15歳以下を対象としていた「ピタットプラン5G」も「auワイド学割 U22 ピタットプラン」として、22歳以下まで対象年齢を拡大し、翌月から半年間の割引が適用されます。
ワイド学割 U22 MAXプラン | 割引額 |
---|---|
データMAX 5G ALL STARパック(P) | 1,600円 |
データMAX 5G ALL STARパック | 1,600円 |
データMAX 5G テレビパック | 1,600円 |
データMAX 5G Netflixパック(P) | 2,160円 |
データMAX 5G Netflixパック | 2,160円 |
データMAX 5G with Amazonプライム | 2,160円 |
データMAX 5G | 2,560円 |
ワイド学割 U22 MAXプラン(4G) | 割引額 |
---|---|
データMAX 4G LTE テレビパック | 1,600円 |
データMAX 4G LTE Netflixパック | 2,160円 |
データMAX 4G LTE | 2,560円 |
ワイド学割 U29 MAXプラン | 割引額 |
---|---|
データMAX 5G ALL STARパック(P) | 1,000円 |
データMAX 5G ALL STARパック | 1,600円 |
データMAX 5G テレビパック | 1,600円 |
データMAX 5G Netflixパック(P) | 1,600円 |
データMAX 5G Netflixパック | 1,600円 |
データMAX 5G with Amazonプライム | 1,300円 |
データMAX 5G | 1,000円 |
ワイド学割 U29 MAXプラン(4G) | 割引額 |
---|---|
データMAX 4G LTE テレビパック | 1,600円 |
データMAX 4G LTE Netflixパック | 1,600円 |
データMAX 4G LTE | 1,000円 |
受け付け期間は2020年12月11日(金)~2021年5月31日(月)まで
DAZN連携プランとは(ダゾーン)
auの5Gユーザーに動画配信サービスであるDAZNが3カ月間無料で提供されます。
4か月目以降の料金も月額料金から110円の割引が適用されます。
5Gでこれまでにない新しいスポーツ体験を提供できるとコメントしたのはKDDIの高橋社長。
auショップのほか、My auなどで申し込みを受け付ける。
※DAZN(とは、月間1,925円(税込)で人気のスポーツを楽しむことができる動画配信サービスのことで、ライプ中継やハイライトなどを配信しております。
※プロ野球・Jリーグ・プレミアリーグ・テニス・バスケットボール・格闘技などのほか、F1なども配信。
※タブレットやスマートフォン以外でもインターネットに接続されたテレビやパソコンでも視聴が可能
「ahamo」対応プランは?
今回の発表では、NTTdocomoのahamoに対抗す具体的なプランの発表はありませんでした。
代わりに三太郎シリーズの新CMが公開となりました。
本日KDDIが発表した5G対応の料金プラン。
東海林副社長は「3,760円から提供」といった安さをアピールするような口ぶりでしたたが、先に述べた通り、各割引を適用した期間限定の価格です。どうせアピールするのなら2G以下の場合の「2,280円から利用できます」と言ったほうがよかったのではないでしょうか。
結局条件付きで、筆者のようにすでにプライム会員にとっては何の魅力もない。
ahamoに勝る点といえば、価格。
ahamoには動画サービスは付いてないがauにはついている。
料金が高くなった最大の理由は、ahamoの月20GBに対してデータ容量無制限でしょう。
これは完全にターゲットとしている層が違うためトータルすると優劣をつけるのは難しいのかもしれない。
しかし、音声通話では5分間の無料通話が何回も付いているahamoに対し、「データMAX 5G with Amazonプライム」では30秒ごとに20円の料金が発生してしまいます。
東海林副社長は報道陣からの質疑でahamoの印象を聞かれた際「市場に一定のインパクトを与える」と発言したが、KDDIではahamoほどのインパクトを与えることはできませんでした。
「今後、他社の動向を見て、かならずユーザーが満足できる料金プランを出していきたい」といったコメントにとどまりました。
今回の発表を受けて、Twitterでは残念がる投稿が相次いで上がってました。
「au解約」「docomo乗り換え」「au新プラン」「月9,350円」などがトレンド入りしてました。
総務省などからの非難はないのでしょうか?
そして音沙汰のないSoftbankの対応は?
ahamo対応プランといえば、MVNOの日本通信から月額1,980円で20GB対応のSSDプランが今週の月曜日(12月7日)に発表になりました。
スタート時は16GBでのサービス開始となりますが、ahamo開始時には自動的に20GBへと増量され、超過分は1GBごとに250円で自動積算される仕組みとなってます。
通話も月間70分までの国内通話が付属しており、超過分は30秒あたり10円が加算されます。
ahamoとの比較として魅力的なのは、やはり月額1,000円の料金格差。
年間12,000円の差が生まれます。
ですが、ドコモのahamoは通常でも高速通信が期待できるだけでなく、5Gの通信が可能なことや
20GBまでは海外でも使用出来るといったメリットがあります。
音声通話でも5分間の無料通話が何回でも利用可能なことなどを踏まえると、その1,000円の差は考えものかもしれません。
中学生以下のお子様用や、普段あまり使用しない人以外はあまり実用的なプランではないかもしれません。
そういった意味でも、今回のauの発表はahamoへの対応プランがあると期待していた人も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人として、残念な感じを否めません。
そんな中NTTdocomoでは、着々と新規顧客の囲い込みキャンペーンとして先行エントリー企画が始まっております。
その企画内容は「dポイント 3,000ptプレゼント」というもの
ポイントの受け取り手順は以下の通り
①先行エントリー(2021年3月のahamo開始前日まで)
サービス開始後
②ahamo契約
③dポイント獲得手続き(2021年5月31日までに完了)
このままではahamoに乗り換える若者が増えるというdocomoの戦略が成功しそうな雰囲気を感じます。
先日のahamoまとめにも記載しましたが、KDDIやSoftbankのサブブランドで提供する値下げプランでもahamoより若干高額です。
ahamoと違い4Gしか使えないのに。
引き続き、KDDIとSoftbankの動向を注視していきたいと思います。
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